消費者金融ガイド
モラルハザードの崩壊

さて、こちらのページではモラルハザードについて触れたいと思う。
過払い金返還請求は、そもそも多重債務者救済の処置として発想されたものであることは既に説明した。
しかし、元々は貸して側と借り手側との間で、契約時に利率や返済方法等の説明のやり取りがあり、お互い合意したからこそ契約に至ったはずである。
それを今になって払いすぎたから返せということ事態いかがのものかと思うのだが、実際に裁判で争うことになると「消費者金融会社に騙された」という話になるのだ。
話はそれるが、給食費を払えるのに払わない親や、はじめからヨレヨレのスーツをクリーニング屋に持ち込みクレームをつける輩。
とにかく今の日本はゴネ得なのである。
飲酒運転のひき逃げの「逃げ得」もそうだ。
はたしてこのような社会で良いのだろうか。
法も大事だが、その前にもっと大事なものがあるのではないだろうか。
そうでなければ、マジメな人が損をし、ゴネる人達が得をするなんともやるせない世の中のしくみは、ぜったいに変えることはできないだろう。


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